ジュエルオーキッド Macodes petola(マコデスペトラ)を栽培していたところ、なんと花が咲いてしまいました。ジュエルオーキッドの花が咲くのは珍しいようで、とても貴重な体験でした。その育て方と体験記をまとめました。
ジュエルオーキッドの苗は、ミズゴケにくるまれた状態で販売されていました。湿度の高い東南アジアの森林に自生する植物なので、比較的高温多湿が理想的です。
熱帯雨林の土地は痩せているため、肥料はあまり必要ありません。私はあえて肥料が全く含まれていないコケテラリウム用の用土を選びました。
また、水槽を使用したのは水はけが多少悪くても湿度が維持できること、そして鑑賞時の美しさを考えたからです。
ジュエルオーキッドが好む環境は湿度75%、気温20~25度です。日本の冬は寒すぎるためヒーターが必要です。購入した爬虫類用ヒーターは28度を維持しようとするので、水槽の蓋を開閉して温度管理を行うのがコツです。画像の背面に見える黒いやつがヒーターです。
水やりは2〜3日おきに霧吹きで行い、乾燥しすぎると葉っぱが丸まるので注意が必要です。直射日光は避け、レースカーテン越しの光や人工光源が最適でした。肥料は今のところ与えずとも問題なく成長しています。
半年ほど育てていたある日、いつもと違う赤い葉の新芽に気付きました。「もしや花芽?」と思い観察していると、次第につぼみが形成されていきました。
3か月ほどかけてゆっくりと成長し、ついに5mmほどの小さな花が咲きました!
見た目は非常に小さく、お世辞にも美しいとは言えないですが、よく見るとラン科特有の花の構造をしており、やはりランなんだなと再認識しました。
花が咲いたのは嬉しい反面、栄養が取られすぎないか心配になったので、しばらくして切り取りました。その後も問題なく新芽が出ているので、水槽の環境は気に入ってもらえているようです。